
12月誕生花ラン
ラン科デンドロビウム 学名:Dendrobium cvs.
原産地:オーストラリア、ニューギニア
12月・ランの花言葉:有能
12月の誕生花ランの名前は、ラン科に属する植物の総称で、仲間は2万種以上になります。美しい花の形と色、花束に入れると豪華になることで愛されている誕生花です。
様々な種類のあるランの中でも、鉢植えや花束などで多く見かけるランには、以下のような種類があります。
・ファレノプシス
和名で胡蝶蘭と呼ばれているランで、花の形が蝶に似ているところから名付けられたそうです。
優雅で高貴なイメージをもつ誕生花で、プレゼントにも喜ばれます。白やピンク、黄色のものがあります。
・デンファレ
ファレノプシスをかけ合わせて作られた華やかなランで、トロピカルな雰囲気をもつ誕生花です。
・シンビジウム
12月の誕生花ランの中でも流通量が多く、次々と新しい品種が生み出されています。
つぼみの形が舟に似ていることで、ギリシャ語で舟を意味する"キムベ"と形という意味の"エイドス"から名づけられました。淡い色合いが多い誕生花です。
・カトレア
カトレアは華麗で高級感があるため、「ランの女王」と呼ばれています。1818年にアマゾンの奥地で発見された誕生花です。香りが良いものが多く、豪華で美しいため、ブーケやコサージュとして見かける蘭です。
・オンシジウム
オンシジウム和名でスズメランと言われ、スズメが群になって飛んでいる様子をたとえて名付けられました。斑点の入った黄色や赤、ピンクの花をたくさんつける誕生花です。
●12月の誕生花ランのお話
19世紀のヨーロッパでは、12月の誕生花ランの美しさからブームが起き、ランハンターと呼ばれる植物採集家たちが珍しいランを求めて熱帯へ行き、発見されたランをもとに新しい品種を生みだしたそうです。
12月の花ランはギリシャ神話にも登場します。
サテュロスの息子オルキスは、女官を襲った罰として八つ裂きにされます。その後オルキスはの亡骸はランとなり、地上に残ったそうです。そのため、ランの塊根は精力増進の効果があるといわれていました。
ランを表す英語「オーキッド(Orchis)」の語源となったオルキスという言葉は、ギリシャ語の睾丸(orchis)という意味です。ランのもつ2つの塊茎が男性の睾丸に似ていることから、この名前がつけられました。
12月花・ランは中国でも古来より愛されていました。高貴で気品の高い美しい花とされ、草木の中の君子として称えた四君子(蘭、梅、菊、竹)の一つに数えていました。
春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅と、東洋画の題材となる事も多かったようです。